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脳神経外科

脳神経外科のご紹介

 平成29年4月から 別府 幹也先生が赴任されることになりました。
代表的な脳神経疾患として、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄、脳卒中、脳動脈瘤、脳腫瘍、顔面麻痺、三叉神経痛 などがあります。手足のしびれや麻痺、腰痛、頭痛、肩こり、めまいやふらつき、耳鳴り、目が見えにくい、呂律がまわらない・・・ぜひご相談ください。

対象疾患、診療内容

閉塞性脳血管障害

 いわゆる脳梗塞は閉塞性脳血管障害の一つですが、これは血管がつまった結果、脳が腐ってしまった状態を示します。こうなっては発症した半身麻痺や失語症はもう治りません。私たちはその前に何とか兆候を見つけて脳梗塞の原因を治療しています。
兆候としては

  1. 半身のしびれ、動きが悪い、
  2. 突然意識が悪くなる、言葉が出ない、理解できない、
  3. 急に片方あるいは両目が見えなくなる、視野が狭くなる、
  4. めまい、バランスがとれない

などがあります。すぐに治ってしまう場合もありますがそれでも非常に危険な兆候です。ほとんどの場合患者さんは痛みを感じませんので重大なものとは考えないことが多いようです。同じ閉塞性の病気でも心筋梗塞は心臓に大変強い痛みを感じますので患者さんはびっくりして病院に来られます。
もし皆さんやご家族に脳梗塞の兆候が見られたら直ちに病院においで下さい。発症して1-2時間以内で条件さえあえば点滴で細くなった血管の血のかたまりを溶かして脳梗塞にならないですむお薬が最近日本で使えるようになりました。
  このお薬は一方では出血を起こしやすくするため、経験豊富な脳卒中医でないと使用は許可されていません。また、このお薬がだめでも当院では他の方法として脳血管にカテーテルを入れて直接血のかたまりのある場所にお薬を流して溶かす局所血栓溶解療法も行っています。
 さて先も述べましたが脳梗塞になってしまえばもう治すことはできません。そこで私たちは予防的な治療として細くなった血管を見つけ、カテーテルに付けた風船やステントという枠で狭窄血管を拡げ、再び狭くならないように補強しています。また、頭の皮膚の血管を脳の血管につなぐことで脳の血の流れを増やす治療などを行っています。

高血圧性脳内出血

 脳卒中の約10%を占めます。高血圧が原因とされ、被殻、視床、橋、小脳など重要な脳組織を破壊し、半身麻痺や失語症などの重大な神経局所症状を残します。大きな出血、再出血、出血による脳浮腫は患者さんの機能予後、生命予後をますます悪くします。高血圧の治療はこの病気を予防するために最も重要で最近は減少傾向にあります。当院では開頭手術による血腫除去術を含め、さらに侵襲の少ない定位的血腫吸引術も行っています。

クモ膜下出血

 40-60代の働き盛りに発症するきわめて重篤な病気の一つです。そのほとんどは脳の表面にある大きな血管の分岐部に長年の血流ストレスによって発生した動脈の瘤(動脈瘤)を原因とします。この動脈瘤が風船のように次第に大きくなり破裂すると動脈瘤はくも膜の下にありますのでくも膜下出血となります。
 動脈瘤からの出血がひどかったり、ずっと続くと患者さんは亡くなられます。このような例は脳動脈瘤破裂の30-50%に見られます。すなわち30%の人は病院に運ばれても亡くなられるわけです。しかし、多くの人はあるところで出血が止まり生存します。
 ある日突然青天の霹靂のように背後からハンマーでたたかれたかのごとく激しい頭痛にみまわれます。時には意識を失ったり、首の後ろが痛くなったりします。このようにかなり強い頭痛なら皆さんは直ちに病院を受診されるでしょうが、問題なのは最初の発作は突然激しいものでも、その後楽になってしまう事もあります。このような場合多分風邪だろうと自己判断すると大変危険です。賢明な皆さんはもうお解りですね。そうです、再出血の可能性があるのです。
 一回目の出血が止まったのは穴の開いた動脈の瘤に血のかたまりが蓋をしていただけで、ちょっとしたことで再び出血するのです。再出血するたびに30-50%の人が亡くなっていきます。突然の激しい頭痛は大変怖いと覚えておいて下さい。
 ではどの様に治療するのでしょう? 放置あるいは内科的治療では出血後最初の1ヶ月までに30%が再出血し、このうち70%は亡くなられます。従って何らかの外科的治療が必要になります。現在のところ2つの方法があります。
 第一は開頭脳動脈瘤クリッピング術、もう一つは脳血管内治療を用いたコイル塞栓術です。開頭脳動脈瘤クリッピング術は頭を外科的に開き、顕微鏡下で破裂した脳動脈瘤の根元をクリップと呼ばれる超小型の洗濯ばさみで挟むことで本来の血流と動脈瘤を遮断してしまう方法です。何十年も前から行われてきた治療で完全に処置されれば再出血はほぼありません。現在のところ、最も安全で確立した治療です。しかし、高齢者、全身状態の悪い人は麻酔をかけるのもはばかれるわけですから、手術侵襲の点で問題があります。
 一方、脳血管内治療の一つであるコイル塞栓術は動脈瘤の診断の時に用いた脳血管撮影のカテーテルの内腔にさらに細いカテーテルを挿入し、動脈瘤内にこの細いカテーテルを留置してコイルという動脈瘤塞栓物質を入れることで動脈瘤を治してしまおうという治療です。 開頭しないで治療しますのでうまくいけば侵襲の点では大変有望な治療です。 しかしながら、まだいくつかの問題点があり、手技的に大変慎重にしないと致死的合併症の確率が高く、治療にはかなりの経験を必要とします。

当院で行った脳神経外科手術

  • 局所血栓溶解療法
  • 頸動脈血管形成術およびステント留置術
  • 頭蓋内血管形成術およびステント留置術
  • 鎖骨下動脈および椎骨動脈起始部ステント留置術
  • 頸動脈血栓内膜剥離術
  • 浅側頭動脈中大脳動脈吻合術
  • 開頭脳内血腫除去術
  • (CT)定位的血腫吸引術
  • 脳動脈瘤頚部クリッピング術
  • 脳動脈瘤コイル塞栓術
  • 脳動静脈奇形摘出術
  • 硬膜動静脈瘻塞栓術
  • 脳腫瘍摘出術
  • 脳室腹腔短絡術(水頭症手術)
  • 頭部外傷手術
  • 頸椎椎弓形成術
  • 頸椎前方固定術
  • 脊髄腫瘍摘出術

外来担当表

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朝診 - 宮地 宮地 宮地 別府 白川
(予約優先)
昼診 - - - - 陰山
【脊椎外来】
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受付・診察時間  ※休診・代診・お知らせ
※昼診受付12:30〜16:00 診察13:00〜16:00

スタッフ紹介

宮地 由樹

役職
部長
出身大学
兵庫医科大学
専門
脳神経外科
学会認定
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、厚生労働省臨床研修指導医

別府 幹也

勤務形態
非常勤
出身大学
奈良県立医科大学
専門
脳血管内治療
学会認定
日本脳神経外科専門医、日本脳血管内専門医

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